初期症状

次女は自分でインターネットで探した小田原の小さなクリニックで受診した。そこで約半年診察を受けてきたが、ある受診途中で飛び出してきてしまった。先生から「しっかりしなさい」と言われたそうである。次女としては一生懸命やっており、それでも体調が悪いので受診にきたのにそう言われると立場がない。うつ病患者には最悪な言葉である。

次に探したのは本格的な精神科のある病院ということで、S病院に行った。S駅の近くにある大きな病院である。そこでは軽いうつ病と診断された。数度通ったが受診の待ち時間が長く精神的に耐えられなかった。それに病院自体が暗い雰囲気で気持ちが暗くなる。できたら他によいところがないかと探していた。

そのとき民生委員仲間からR診療所で精神を病んだ人が治ったという話を聞いた。それではと早速診察を受けた。ご存知の方も多いでしょうが、この病院はご夫婦で診察されており、次女はご主人に診ていただいた。明るい方でやっと安心して接することができる先生に出会えた。

診察の結果は決して軽いうつ病でなく、かなり重いものであった。先生の言によると3ヵ月くらいはひたすら寝ることになると。確かに一日16時間は寝続けた。昼頃起きてきて朝、昼兼用の食事をとると、夕方までまた寝る。夜になると本を読んだり、テレビを見たりである。昼夜逆転の生活である。外に出ることは殆どなく、出ても歩くのが大変な状態である。

身体が芯から疲れ切っている感じである。ひたすら寝ることで疲れをとるしかない。この期間を過ぎると徐々に元気になってきた。ほっとしてこれでよくなるとよろこんだが、とんでもない勘違いであった。これからが大変だった。

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