2008年の出会いと思い出 -人は、歩くことで、救われる-
小川国昭
はじめに(「低炭素社会つくり」によせて)
2008年は、大変な年になりました。100年に一度と言われる金融危機、経済危機が襲い、政治家も経済人も常軌を逸し、あたふたしています。地球温暖化の危機など何処かへ行ってしまったかに見えます。
しかし、待てよ、2007年には、地球温暖化地獄の一丁目に突入したというのに、京都議定書の目標達成すら見えていないし、本年7月の洞爺湖サミットで決めるはずだった2013年以降の目標も決まっていない。
更に、中国、インドなど発展途上国からの温室効果ガスの排出にブレーキがかからない。そんな時のこの未曾有の経済危機は、人類にとっての恵みの雨である。こんな荒療治は、どんなヒーローがでてきても実行できない。天が人類のために急ブレーキをかけたのだ。
今こそ、人間は、創造する欲望を満たしながらも、智慧を出し合って、この危機を乗り切るべきだし、きっと乗り切れると思う。
折しも、オバマ大統領が誕生し、ちょっとおぼつか無い面もあるが、環境分野に予算を重点配分する「グリーン・ニューディール政策」を早急に実施するという。日本は、最早後塵に配するが、これが全世界に波及することを願うばかりです。
また温暖化の進行を食い止めるために、私たち自身に何ができるのかを自問することも重要です。本前号文集16号でも貴重な意見が寄せられ心強いが、わの会としても、今国民的運動にひろがっている「チーム・マイナス6%」宣言に参加し、自身はもちろん近隣の人達へその輪を広げていこうではありませんか。
また、この宣言での6つの実施事項にとどまらず、みんなで智慧をしぼって、アイデアを出し合って、より一層の効果を上げていこうではありませんか。
そして、私は何よりも言いたい、人間歩くことである。歩くことを忘れてはいけない。歩くことで、心身共に健康になり、脳が目覚めて人間本来の智慧が創出され、環境が改善されて、人間も、地球も、また地球上のあらゆる生き物も生き返ると信ずる。



