その後の調べ
いろいろなことが最近判ってきた。
一つは、炭酸ガスとエチレンオキサイドを用いた、ポリカーボネート(共重合体)の古い製法特許が見つかったことである。(PPG、米国特許3248425)其処での収率は高い。
44gのエチレンオキサイドと11gの炭酸ガスとから、53gの共重合体が得られている。155℃、38気圧、6時間の条件下での結果。触媒は、5gのトリエチレングリコール共存下で0.1gの炭酸加里。炭酸ガスとしては、ドライアイス。
1モルのエチレンオキサイドに対して、炭酸ガスが0.25モルしか用いられていないのに、高収量を与えたことから、ランダム共重合体が得られたと考えられる。
この特許は、原出願が1956年である。
二つめは、京都の、Fukui Kenichiさんがトリエチルアルミを触媒とする、エチレンオキサイドの重合を、炭酸ガス中で行っている発明(米国特許3466251,あの、福井謙一さん?)が、見つかったことである。
同じような時期に、同じようなことが注目され、あちらこちらで検討されると、よく言われる例の一つか。
もしかしたら、井上先生らは、これらの情報を得て「米国の審査で,PPGのソレが引用されている」転進されて行かれたのかも知れない・・・・
PPGの発明は、触媒が簡便で、高収率を与える事から、もっと注目され、最適化され、工業的な利用が計られても良いと考えているのだが。
又、蓚酸を用いたポリエステルは、東レ、帝人を始めいろいろな会社で検討され多くの発明がある。



