出版事業の提案
「わの会」は平成8年9月8日に発足した。その時に将来の活動内容を討議しカルチャー教室の開始を含め、健康事業、教育事業、文化事業の他に出版事業も企画した。定款が制定され担当責任者が決まったのは翌年10月だった。
多才な人材が集まり活動は順調に滑り出した。計画した大半は実行に移され平成18年「わの会」創立10周年、カルチャー教室「ふれあい愉しむ『わの会』」設立5周年のお祝いもできた。
副会長兼事務局として10年間の役割を果たした満足感に浸る間もなく、何か物足りなさを感じていた。
23名のメンバーはそれなりに楽しんでイベントの参加している。これ以上何を望むのか?私は小泉会長の考えに賛同しそれなりの務めを果たしてきた。それで十分ではないか?
「わの会」はもっと社会貢献できるはずだ。それは何か?高校時代の劣等感がバネになって、自らの納得のみが人生探求の羅針盤になっている自分には、その物足りなさを掘り下げ納得とは何かを問うた。
最後に貢献できるとしたらと何かを考えた。それは出版事業だった。
確かに文集は15号まで発行されてきた。しかし、仲間内だけの記録におわっていないか?出版しても一人一冊手に入れるのが現状の姿。
新しい仲間を募るためにも、外部に向けて発信する必要があるのではないか?そう考えて事務局の仕事を多田さんと交代し、出版事業を立ち上げることにした。
NHKの人気番組「プロフェッショナル」に寿司職名人の小野二郎さんという方が出演された。「二郎巻き」という新しい寿司を開発された方である。
『現状不満足』が基本姿勢だという。自分と同じだ。常にもう少し、半歩でもいいから進歩しよう、現状に甘んじないという生き方に共鳴した。
実際には、原稿が集まらず、この出版をやめようかと思ったこともあった。結果的に紆余曲折を経て初めても作品「煌めいて現役」が実現した。副題として~定年退職者十二名のサムライ物語~と入れた。サムライということを強調したかった。
最近の若者は軟弱だ、言われたことは無難にこなすが、無から有を生ずるような創造的な仕事ができない、と言われる。
そういう若者をも変えられるような老人パワーを発揮しようではないか!という氣概を込めた。



