穏やかな時の流れの中で

里村正人

古希目前・孫二人

家族・実家

下関田倉字神の木、故郷。薪割り中に亡くなった父の14回忌に続いて、痴呆症の後に見送った母の一周忌も終わった。守るべき墓は40~50基。

父の思いでは薄い。母には、女性の幸せについて、随分前に聞いたことがある。母は、しばらく考えた後で、「子ら皆が旨し旨しとめしを食うときというのがあるでしょう」と、橘あけみの作らしき、一節を教えてくれた。年を取ってみると、成る程、平々凡々で健康な毎日が幸せなのか?」と納得される。

此処何年間か、喪が続いた。次兄の最後は残念だった。度重なる不調の訴えにも、胃カメラによる診断を繰り返すばかりで、その先にある小腸の異常を見過ごされてしまった。葬式の前に、花の鉢が送られてきたとのこと。

新宅(当家):長女の所には、五年前に娘が授かった。昨年は、長男の所に、息子を授かった。命の循環が、DNAが、何とか繋がってゆく。

妻・子供・孫及び関係者は一応順調、元気。

実家からの、石蕗、さねかずら、朝鮮グミ等は移植後も順調。

身辺整理

書籍;参考書、雑誌、小説、漫画、歴史物、図鑑、童話、或いは、アルバム、フロッピーなど、3~4年先を見た整理が必須になってきた。その時々の思いが残り、捨てるのも何となく…。親のアルバムは、流石にそのままでは捨てられないので、「鋏で切って燃えるゴミに出した」という話を聞いたことがある。

車には「枯れ葉マーク」を既に付けた。自分では大丈夫と思っていても、年のせいもあるし、後続車両に注意を促せればと考えている。

どのタイミングで免許証と車を手放すか、息子は一層の安全運転を呼びかけている。

時間

勤務先の仕事;4月からは15日勤務ながら、肩の力を抜いて、+αから通常の業務量に減らすこととした。こうすることで、老化による能率の低下に対応できると想定している。余暇、趣味、近所つきあい…。お墓の準備、散骨も悪くはないと考えている。

残すべきは少なく、足跡の薄れてゆく感じ。

平凡で何気ない営みを続けて来たことを実感しているこの頃・・

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