も の み な よ し
浜岡 勤
プロローグ
文集16号から、主題テーマのもとに編集されることになった。今回のテーマは「地球を守る」である。多分、小川さんの主張が編集打合せで合意されたのだと思う。大変良いことだ。
私は、孫たちにきれいな環境、維持可能な地球を残そうという仲間が集まり結成されたNPO自然環境保全センターの副理事長を務めている。
平成15年12月に認定され、翌年1月から活動をはじめた。そのいきさつをまとめ目標と毎年の活動を記せば、文集16号の編集の意図に沿う。
だが、それはいつでも書けることだ、むしろ、個々の活動内容よりその基盤になっていて人を突き動かすエネルギーの源、生き生きとしたその人の生き方そのものを生み出すマグマと言われるものが、「地球を守る」というテーマをはじめ、どんな課題を追求するにせよ重要である、という認識に至った。
何をしなくても自然に老い、ほっておけばどんどんエネルギーは減少していく高齢者といわれる人々、定年退職を境に新たな人生を歩き続けなければならない方々を多くなっている。そういう人を対象に、「わの会」として初めての対外向けに出版した作品「煌めいて現役~定年退職者十二名のサムライ物語」の誕生とその後の拡販について記すことが、文集16号には相応しい、と考えた。
見た目には直接は関係ないように思われるかもしれないが、深いところで今回のテーマと関わっていることに氣がつく人は氣がつくであろうと考えペンを執った。
今回の出版にからんだいろいろな出来事は、古神道の最高の道歌と位置づけて口ずさむ「ものみなを 良しと見直す 心には よろずの幸の 訪れぞすれ」を理屈ではなく真剣に体験した生涯忘れないものだった。
それ故に、表題は「ものみなよし」とした。
納得いかないまま妥協すると、先にいってかならず不具合が生じる。たった一度の人生だから、会社時代と同じように「あいつは協調性がない」と言われても自らの生き方に忠実に生きることが、結局はツキを呼ぶ。
今回の体験もその通りだった。オンリーワンでいいのだ。



