編集後記

今回、初めて「わの会」文集の編集を担当してみて、これまで編集に携わってくださった方々のご苦労がよく分かった。

原稿を「一日千秋の思い」で待つ気持ちと、頂いた原稿にミスプリントが無いかを吟味する作業、写真のページを各100ページ、インクジェットプリンタで印刷する作業など、どれも初めての経験なので心配なことが多かった。

一番苦労したのは、表紙の図案で、今回の主テーマ「地球を守ろう」に合った挿絵を描くのに苦労した。

小川さん他のコメントを反芻しながら、ロダンの『考える人』が砂漠の中で瞑想している今回の表紙にたどり着いた。

一方、文集としての性格から、執筆者の意志を尊重して、フォーマットの修正以外は原文をそのまま掲載することとした。

第1部「2007年を振り返って」では、「わの会」の各分野での活動の紹介と2007年での思いが綴られていて、いつも文集を読んで感じることであるが、皆さんが充実した日々を送られているのが分かる。

「老いて益々盛ん」と言ったら怒られそうだが、本当にそうだと思う。2007年、「わの会」にとって大きな出来事は、「開成カルチャーセンター」の発足、「車人形の公演」、「わの会」のメンバーも執筆した「煌めいて現役」の出版であった。

第1部の中にも第2部に関わる内容を含むものも多くあるが、第1部に分類させて頂いた。

第2部「地球を守ろう」には、編集者が予想していた以上の力作が寄せられ、技術的な内容のもの、現代社会、特に人間の傲慢さへの批判、あるいは洒脱な随筆風の作品など、幅広く皆さんがこの問題に関心を持っておられるのが分かる。

一般庶民である我々の努力だけでは、もちろん、解決出来ない深刻な問題であるが、この文集の試みのようなものが、問題の深刻さを訴求して、世間でも少しでも温室効果ガスの排出を少なくしようとする生活に反映されれば、と願う。

(2008年3月21日 漠齢庵記す)

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