ブログ “Choking on Growth?   Another Side of Stories”

残念ながら、山東省の南水北調プロジェクト建設管理局は2008/9/11までに、山東省区間(東ルート)の2007年の完工と通水が実現不能になったと発表した。

2008/02/27(水)日付の北京晨報によると、北京水務局は同日までに、中国
南部の水を北部に供給する運河建設の「南水北調」プロジェクト(東ルート、
中央ルート、西ルート)でメーン・ルート(中央ルート)が3月にほぼ完成し、4月には北京まで水が到達することを明らかにした。

北京市は、市内のダムなど地表水、地下水、「南水北調」などによる外部
からの調達という、三位一体型の水資源確保を目標にしているが、同市水務局の焦志忠局長は取材に対して、4月に「南水北調」による水供給を始めても、同市の水不足は解消できないとの見方を示した。

焦局長は、北京市ではダムの貯水量や地下水位の低下が続いている一方、水の使用量は増加を続けていると指摘。

同局の別の関係者によると、「南水北調」で運ばれる水は年間3億立方メートル
だが、水需要の約10分の1に過ぎないという。

そのため北京市では今年も、生活、農業、工業など各分野での節水運動を続ける。

基準以上の水使用には割増料金を適用する一方、3万世帯に無料で節水器具の取り付けを行う。

今日、北京や天津などのエリアも水不足は深刻で、特に「飲料水」は周辺人口が膨大だけになおさらであり、「水質」自体も悪化している。

いまや海水の「淡水化」装置を導入してこれに当ろうとしているが、将来的には、日本などからの飲料水専用「タンカー」による輸送(この構想は中国の水質悪化がさらに深刻になれば実現性の高いものとなろう。

いま、中国は人類史上最大の水質浄化を謳った「大運河計画」(南水北調)を進めている。

ところでこの開削式「運河」方式で、どれだけの「清水」(飲料水)が首都・北京まで運ばれるのであろうか。

当局としては、運河沿いでの水運の抜き取りや他用途(潅漑・工場用水など)への転用は当然のこと眼中にはないであろうし(当初、同プロジェクトは北京への大規模「飲料水」の導水と見ていたが、その趣旨は多少違うようだ。

すなわち、沿線の湖北省、河南省、華北省、天津市、北京市に都市生活用水、工業用水、農業用水、および、その他の用水を提供することができる--とある)、もし、そのような用途を念頭に入れているとするならば、事態はより深刻なものとなろう。

それにしても、ただですら汚染が進んでいる「長江」の中・下流域からの導水には問題が多い。

今後、飲料水としての適正化が問われるであろう。

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(Ms. Helen Wang サンフランシスコ在住(10年以上)の中国人)

ニューヨークタイムズ紙は“Choking on Growth”なる題目で一連の特集記事を張った。

中国の不均衡な成長に伴った多くの厳しい環境被害を列記した。大変衝撃的な問題の一つは北方域中国の水不足である。

中国北部平原の湿地の5/6は乾燥化してきており、2億人が居住するこの地域は30年以内に乾燥しきるであろう。

この記事で議論されている事柄は事実であるが、書き方の調子が尊大であり、一般には語られていない他の事柄がある。

5千年前、最初の皇帝の一人、鯀(Yu)は北部中国平原の黄河の洪水を制御するために戦った。

「大禹治水」(Honorable Yu Overhauls Water)は中国ではどの子供も知っている話しである。数千年後、中国人はいまだに同じ問題と闘っている。

2002年に中国は「南水北調」(South-to-North Water Transfer Project)という巨大プロジェクトを開始した。

中国人はこのプロジェクトを米国のフーバーダム(Hoover Dam)と比較するが、規模ではそれよりさらに大きい。それは南部の洪水地帯から北部までに水を運搬する運河網である。

ほかの提案された解決策は急速な都市化であり、それは現在進行中である。大変先進的に聞こえるように、科学者は「広く散水する農業は都市地域より多くの水を使用する」という理由で、「農地を都市地域に変換することは多量の水消費を抑える」という。

また、記事が指摘するように「英国、米国、日本はそれぞれに公害を経験して繁栄した。経済が成熟し都市の中産階級が紺碧の空と安全な飲料水を要求した後に環境汚染被害を心配した。」

実際、中国人は米国人を理想として見ている。彼らは一軒家を持ちたいし、SUVを運転したいし、世界中を旅行したいと思っている。「象徴的に、産業国家は彼らが裕福の時、グリーン問題を処理する。」

北京の気象専門家Ren Yongは云っている。

「我々はいまだ貧しいが、今、グリーン問題を処理しなければならない。我々が求めるモデルは世界にない。」

このような姿勢に、解決の望みが存在すると!!!

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